フロント担当

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INTERVIEW 02

モノを売る営業から、「提案型」の営業に。
ずっと続いていく関係性を大切にしたい。

名古屋営業所/フロント担当

前職は不動産仲介の仕事をされていた水野さん。お客様に物件や土地を紹介し、契約が決まってしまえばそこで関係が終わってしまうことを寂しく感じていたようです。そこで終わりの関係ではなく、ずっと関われる仕事がないかと職を探しはじめ、GMパートナーズに入社されました。転職のきっかけや、フロント業務の醍醐味や難しさについてもお伺いしました。

経験や年齢層も幅広く、様々な意見が聞ける。
それぞれの得意分野を参考にして、ハイブリッドな存在になる。

インタビュースナップ

転職活動をはじめたきっかけを教えてください。

前職は不動産の仲介でした。お客様が店舗に来店されて、例えば「このあたりで土地を探しています」と相談されたら紹介するというお仕事でした。お客様とお話することが好きだったので、契約➔引渡しとなるとほとんど関係がなくなってしまうことを寂しく感じていました。後日お話する機会があっても「どうですか?」と声をかける程度でした。仲介業は、お客様にモノを売ったらそれで終わりの関係性でしたから、そこで終わりではなく、ずっと関われる、繋がれる仕事に興味がありました。

GMパートナーズへ入社を決めた理由、また面接の印象などお聞かせください。

転職を考え始めたのは、仕事が忙しく、自分の時間が作れなかったことがきっかけです。条件を【土日休みの仕事】【不動産業の営業職】で絞って探し始めました。管理業務や不動産に関係のない人材派遣の会社等も応募しましたが、不動産関係はGMパートナーズだけでした。
GMパートナーズを紹介され応募し、会社説明と自己PRの面接を受けました。応募するからには管理業務について自分でもある程度は調べてはいましたが、面接時にも詳しく説明いただき、率直に楽しそうな仕事だなと感じました。面接自体も形式的なものではなく「なんでも好きなことを聞いてくださいね」といったようなフランクで話しやすい環境を作っていただきました。その際ネガティブな質問を含めた、たくさんの質問をしましたが全て真摯に答えていただきました。そこも含めて良さそうな仕事、職場だなと感じました。
条件面については、自分が求めていた「土日祝休み」が基本にあって、年三回の賞与、育休、キャリアアップ制度など福利厚生はしっかりしているなと思いました。前職は中小企業で福利厚生があまり良くなかったというか制度自体がなかったこともあり、さすが「積水ハウス」という名前のついた大企業だなと感じました。

入社して感じた社内の雰囲気や、サポート体制などはどうでしょうか?

前職はベンチャーとまでは言えませんが、平均年齢が20代後半から30代前半くらいの若い職場でした。勢いをもってイケイケガンガンでやっていく会社。それに比べてGMパートナーズは、社員の年齢層や経験も幅広く、いろんな方のお話が聞けます。ですからそれぞれ自分なりのやり方や得意分野がありました。わたしはそれぞれの良い所を参考にしていけば「ハイブリッドになれる」と思いながらやってきました。困ったことがあれば、みなさんに意見を聞きにいって、一番いい方法を知る。これを続けることで、新築立上げに関することならこの人、管理組合で問題が起きたときはこの人、まっとうな意見を持っているのはこの人、というようにみなさんの得意分野を知っていくことができました。

マンション管理の仕事は「個人の力次第」で大きく変わる。
自信をもって管理組合を良い方向へ導く。

入社されてから、仕事に慣れていく段階で苦労などはありましたか?

現在は名古屋の物件をいくつか担当させていただいています。もともと建築用語や知識については前職である程度は身につけており、まったく知らない状態からスタートしたわけではないので、「管理とは?」が自分の中で納得できたタイミングで慣れてきたといっていいでしょうか。
実は入社してすぐに新築の立ち上げを任されたんです。しかも2棟同時に。立ち上げの流れというのは大まかに言いますとまず「管理費」「修繕積立金」などの打ち合わせが準備段階としてあり、建物がいよいよできるという直前に「入居者説明会」があります。説明会が終わったら「引渡し」といったように進んでいきます。わたしはこの「入居者説明会」から任されました。過去の資料を参考にしながら、担当マンションの資料作りを自分なりに行い仕事の内容を理解し、慣れていった感じですね。
この仕事は「個人の力次第」というところが大きいと思っています。マンション・管理組合にとってどれだけ最善の方法へ導けるかというところ。例えば「話し方」ひとつ取ってみてもそうです。前職は「モノ」を売っていた営業、こちらでは「提案型」の営業と違いがあるので、その点では難しい所もありました。

モノを売る営業と提案型の営業の違いというのは具体的にどういったことでしょうか?

管理の仕事は管理組合で話し合った事案をこちらが淡々とこなしていくといった印象があるかもしれませんが、実際はそれとは逆で、こちらから先手でお話してく形が多いです。例えば「予防修繕」といった考え方。水道で考えてみると、壊れてから修繕となると、その時点では水が出ないということになってしまいます。先日起きた事例では、ブースターポンプという各家庭に水を行き渡らせるための設備があり、まだ壊れているわけではありませんでしたが、築年数を鑑みて「そろそろ交換時期なので、いかがでしょう」と提案したところ、当然管理組合からは「まだ大丈夫でしょう」という意見が出ました。そこで、工事が自社の請負ということもあり、交換する場合、しない場合のメリット・デメリットをしっかりお伝えしながら、根気強くお話しすることで、交換する方向への同意を得ることができました。マンションにとって良いことは諦めずにしっかりと提案し、話し合っていくことが大切だと思います。

管理業務はやって当たり前、やらなければいけない仕事。
本音で向き合い、お客様のためだとご理解いただく。

インタビュースナップ

転職のきっかけのひとつに、「ずっと関われる、繋がれる」とありましたが、実際に管理組合の方や、入居者様とお会いするとき、どういったコミュニケーションを取られていますか?

入居者様と深い会話をする機会はそこまでありませんが、もちろんお会いしたら挨拶をします。任期が終わった元役員様からお声をかけられることや、仲良くしてくれる方もいらっしゃいます。「一緒にごはん行こうよ」と言ってくれる方まで。もちろん全員がわたしや会社に対していい印象を持たれているわけではありません。みなさん、多種多様なお考えをお持ちですし、様々なご経験をされていらっしゃるので、わたしの知識に物足りなさを感じられる方もいらっしゃいます。自分自身の知見をさらに広げなければならないと痛感します。
様々な事案について迅速に対応し、話し合っていくことが一番の解決方法だと思っていて、こういったみなさんとの繋がりも大切にしていきたいですね。

フロント業務において難しい局面とは例えばどういった状況でしょうか?

管理組合のみなさんは、マンション運営に「興味のある方」と「興味のない方」がいらっしゃいます。「興味のある方」というのは、大なり小なり気づいたことを管理員さんに報告していただいたうえで、わたしに共有してくださいます。難しさもありますが、助かることもたくさんあります。逆に「興味のない方」にどうやって興味を持ってもらうかということが大切です。なにも問題が起きていなければそれでもいいのですが、問題がある場合に話が進まないことも。そういった場合、いかに興味を持っていただけるかを意識しながらイメージが湧くような資料を作成し、わかりやすく説明するなど、みなさんで話し合える環境を心がけています。

この仕事が誇りだと思えること、感じていることを教えてください。

管理業務はやって当たり前の仕事、やらなければならない仕事ではありますが、それだけではなく、入居者様の生活を守るため、良くしていくために任せていただいているということが誇りだと考えています。例えば、現在進めている提案の中で「修繕積立金」の値上げがあります。値上げと聞くと皆様「嫌だ」という反応を示されます。しかし、周辺にもどんどん新築マンションが建っていく中、「修繕積立金」が少ない場合ですと、売りに出した時にも影響があります。安すぎると買い手から「大丈夫なの?」と考えられることもあるからです。買い手からすれば、このマンションがきっちり運営されているかどうかも気になるところです。「修繕積立金」の値上げというのは目先では損した気持ちになりますが、もっと先を見据えれば皆様にとってメリットがあるとお伝えします。工事費用も年々上昇しており、そこにも対応できますし、資産価値の上昇にもつながります。世の中の物価全体が上がっていることで「管理費」や「修繕積立金」も値上げする必要はあるのですが、入居者様からすれば「管理費」は管理会社の利益だと考えている方もいらっしゃいますし、わたし自身も入社前まではそう思っていましたから、難しい話だということは理解しています。前職でのお客様は多くて1家族でしたが、今の仕事はマンションに住まわれるみなさんと向き合う必要があり、みなさんの生活をより良くしていくことだと理解してもらうには、建前ではなくいかに本音で話し合えるか、大変ではありますがそこにやり甲斐があり、誇りに感じています。

未経験の方には丁寧に教えながら、自分でも再確認する機会にし、自身の成長につなげています。

インタビュースナップ

管理員さんとの関係性、コミュニケーションの取り方はいかがですか?

管理員さんの中には、これまでに様々な職種を経験された方や、会社の重役だった方もおられ貴重な意見やアドバイスをいただくこともあります。マンションをより良くしていこうと思っているのはわたしたちフロントだけではなく、管理員さんも同じ気持ちですので、些細なことでも相談してもらえるように、自然体で仲良くさせていただいています。

転職して2年半。後輩育成や、キャリアアップについてはどうお考えですか?

今でもわたしが最年少ですが、わたしの後に5、6人入社してきています。管理の経験者もおられるので全員が後輩とは言えませんが、GMパートナーズのやり方を伝えたり、未経験の方には細かく丁寧に教えたりしています。教えるだけでなく、教えながら自分でも再確認する機会にして自身の成長にも繋げています。

Message メッセージ

「本音でお伝えする」ことが、
マンションを良い方向へ
導くことにつながります!